公務員の仕事はつまらない?楽な仕事が多いのか?

公務員

公務員は仕事が楽な上に給料もよくて羨ましい。

公務員と聞くと給与が良くて、仕事が楽そうというイメージを持つ方が多いです。

だから、バッシングの対象にもなりやすいし、「税金泥棒」と言われることも多いです。

では、本当に仕事が楽なのでしょうか?

結論から言います。基本的に楽な仕事が多いです。

しかし、部署によったり人によって楽かどうかは違ってきます。

○この記事の対象者

  • 公務員になりたい人
  • 公務員の仕事を知りたい人
  • 転職を考えている人

○この記事からわかること

  • 公務員の仕事の楽さ
  • 仕事とそれ意外の大変さ
  • 部署や人によって楽かどうかが違うこと

 

○自己紹介

某中核市で約五年ほど公務員として努めてきました。仕事以外のことも大変であり常に神経を使いました。公務員を経験した立場から公務員の仕事が楽かどうかお話いたします。

目次

公務員の仕事は楽

仕事を干されて退屈そうな会社員のイラスト(女性)

公務員の仕事が楽と言うイメージは報道などの不祥事でサボっていたことからが原因なのではないでしょうか。

公務員の仕事は楽というよりは単調なことが多いのでつまらなく感じる人がところにあります。

基本的なことを覚えてしまえば後はルールに則って仕事をするだけ。ルールから外れた例外を認めてはいけません。

例外を認めてしまえば他のお客様にも同じことをしなければならず、ルールの意味が無くなってしまいます。

ですので公務員の仕事=単調なことが多いと思ってください。

また、基本的に成果主義ではありません。

利益を追求するわけではありません。どれだけ多くの方に住民票を発行しようがノルマがあるわけではないので全く給与に反映されることはありません。

また、市民の声を聞いて制度を改善したり、施設を新しくしたり、暮らしを良くしたりと言った成果を出すのは上の仕事です。市長の許可も必要になるため基本的に下の人間はプレッシャーが少ないです。

公務員は待遇も良い

  • 年功序列で上がっていく
  • 確実に昇給する
  • ボーナスが必ずでる
  • 病気休暇・休職制度がある
  • 各種手当て

簡単に公務員の待遇を紹介しました。

これ以外にも夏休みがあったりと手厚い保障があります。

いくら頑張って仕事をしてようがほどほどで仕事をしていようがある程度のところまではみんな役職が上がっていきます。

あまりにも勤務態度が悪い場合は研修があったりと救済措置もあります。めったにすぐにクビになることもありません。

公務員最強説は終わり?公務員にリストラはあるのか?
公務員=安泰と思われている。しかし、それは違います。公務員にもリストラがあります。勤務態度のよる理由や財政状況での解雇。公務員のリストラについて事例も含めて解説していきます。

ボーナスの減額もありますが基本的に年に2回は支給されます。更に昇給も確実にあります。

このようなことが公務員の旨味であり、民間企業との待遇の差がでてくるところだと感じます。

全てが楽ではない

  • 部署によって仕事量が大きく違う
  • 異動が多い
  • 残業の多い少ないが違う
  • 市民からのクレーム

公務員の仕事は単調なことが多いと言いました。

しかし、部署によっては激務のところがあります。また、残業の多い少ないも部署によって大きく違います。

残業もある一定時間までは付きますがそれ以降はサービス残業になります。

また、年ごとの異動があります。異動は本人の希望も若干加味しますが基本的にランダムです。

異動先では新たな仕事を覚えなければならないし、人間関係も新しく構築しなければなりません。

一つの仕事を極めようと思っても異動があるので意味がありません。

一つの仕事を極めることができない点からも公務員の仕事のモチベーション低下に繋がります。

仕事を極めようが程々にやろうが時間が経ってしまえばまた1から新しい仕事を覚えなければなりません。

また、市民からのクレームも多いのが現実です。市民からの要望が通らなかったり、いつまでも改善されなければクレームが来ます。

そこから公務員は仕事をしない。税金泥棒と言われます。

そして、クレームを受けるのは基本的に下の人間です。市民からの声を聞いて上司に伝えたとしても必ず通るわけではありません。更にすぐに行動を起こせるわけではありません。自分は市民の意見をしっかりを伝えたつもりでも成果が出せなければ市民からは仕事をしていないと叩かれます。

人によってやりがいがあるかどうか

やりがい搾取のイラスト(スーツ)

公務員を志望する人の多くはやりたいことがないからとりあえず公務員になる人がいます。

反対に街のため市民のためと思い公務員を志望する人もいます。

【公務員はやめとけ】公務員に向いていない人の5つの特徴
公務員になれば幸せになれる。多くの人は思っていると思う。安定していることや給与もいいからと言った理由から公務員を選択する人も多い。しかし、しっかりとした理由がない場合は失敗する可能性がある。元公務員の立場から公務員で失敗する人のタイプを紹介します。

上記でも紹介しましたが公務員の仕事は単調なものが多いです。更に異動も多いため、本当にやりたい仕事につけるかどうかわかりません。

正直やりがいを感じない人にとっては苦痛でしかありません。自分の成果に見合ったリターンが感じられないのも事実です。

人それぞれ何にやりがいを求めるかは違います。

公務員があまりに楽で嫌になる人もいるでしょう。

転職時につぶしが利かない

公務員は転職するときにつぶしが利かないと言われます。

一度公務員になってしまうと転職で不利なのでしょうか?

結論から言います。

不利ではない。

ただ、人それぞれうまく行かない人もいます。

公務員の仕事は決まったことが多いので融通がきかない。とっさの判断ができないとの印象を持たれてしまいます。

民間企業は公務員とは違ったやり方で働いていますので、公務員経験者がそのやり方についてこれるか?との疑問から厳しいと言う意見が出てきます。

実際に公務員から民間に転職した人はたくさんいます。

変な情報を鵜呑みにしないでください。

その人個人に市場価値があるかどうかで転職しやすいかは変わります。

市場価値を高めるために公務員時代に勉強するとかスキルを身に着けておいたほうが無難です。

まとめ

公務員=楽というよりは単調でつまらないと感じる人が多い。

成果主義ではないのでどれほど頑張ろうが適当にやろうが反映されにくい。

また、年単位で必ず異動がある。

一つの仕事を極めることが難しく専門性が低くなってしまう。

仕事にやりがいを求めるより他の趣味やプライベートを充実させたい人にとっては公務員は向いているかもしれない。

 

 

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