社会人から公務員への転職は難しい?働きながら公務員試験を受けて失敗した話

公務員

公務員になりたい。

でも、仕事が忙しいし勉強と両立できるかわからない。

社会人をしながら公務員試験を受けている人は多いです。

このブログを見ている方で、働きながら公務員を目指している方もいるはず。

今回は私が公務員試験を受験していたときのことを書きます。

○自己紹介

某中核市で約五年ほど公務員として働いて来ました。受験生時代は仕事をしながら予備校へ通って勉強していました。

 

まず、結論から言います。

受験一年目は7つ受験して全敗。しかも、5つは一次試験で落とされています。

一年目は散々な結果でした。

目次

なぜ公務員を受験しようと思ったのか

お辞儀するスーツにジャンパーを着た人のイラスト

私が公務員になろうと思ったのは友達に勧められたからです。

当時は仕事でうまく行かなくて人生に絶望していました。

そんなある日、たまたま中学時代の友達に会いました。そこで自分の今の状況を話しました。

「今の状況を変えるには公務員になるしかない。公務員は働きやすいし人生を楽しめるよ」このようなことを言われました。

そう、友達も公務員として働いていました。

その言葉を聞いて人生を変えてやろうと決意しました。

早速、友人と二人で公務員試験の参考書を選びに本屋に行きました。

当時の仕事

ホテルのフロントのイラスト(女性)

当時の私はホテル業界で働いていました。

ホテル業界は一日がものすごく忙しいです。

フロント業務以外にも事務作業や経理、営業もしなければならず、大変な仕事量でした。

しかも、勤務形態が特殊で丸一日勤務します。翌日の昼ころに仕事が終わり帰ります。

帰宅後は泥のように眠る日々でした。

やはり、厳しい業界でしたのですぐに人は辞めていきます。それ以外にもパワハラが横行していたりと職場環境が悪かったです。

独学での勉強

友達に選んでもらった参考書を使い、勉強をしていました。

しかし、問題が難しくて解けない。

解答をみても説明がわかりにくく苦戦していました。

友人曰く、まずは解答をみて解き方を覚えろ!

しかし、解説が難しい。似たような問題をググって解法を探す日々でした。

そんなこんなでとりあえず勉強している感じです。

しかし、出来ないことからのモチベーションが下がり勉強しない日もありました。

独学での勉強は学生から離れた期間が長いほど厳しい。勉強習慣が身についていないし、勉強法を忘れている。

働きながら公務員試験を勉強するのは無理?厳しい理由3つを解説
社会人が働きながら公務員試験の勉強をするのは難しい。多くの社会人は独学で挑もうとする。独学では合格はかなり時間がかかると考える。働きながら公務員試験を勉強するにはどうするか。実際に仕事と両立して合格した経験から情報を発信していきます。

予備校へ行くことを決意

アメリカのスクールバスのイラスト

そんなある時、模擬試験に応募しました。自宅で問題を解いて、郵送するタイプのものです。

もちろん試験は難しく解けた気がしませんでした。

このまま参考書で勉強していても合格は出来ないだろう。いい方法は無いか?と探しました。

すると全国展開している公務員対策講座をやっている予備校を見つけました。

しかし、予備校と言うとお金がかかるイメージ。私はなるべくお金をかけないで勉強したいと考えていました

とはいえ、このまま独学で勉強していても難しい。

話だけでも聞きに行こうと思い、面談を申し込みました。

面談では公務員試験についてや勉強法など詳しく教えてくれました。

私と同じように働きながら公務員を目指している方は多いとのこと。

しかし、働きながら勉強するには時間がかかる。一年は勉強の期間に当てて、2年目から勝負することを勧められました。

しかし、当時の私はすぐに結果が欲しかったので一年目から勝負したと言い、一年コースに申し込みました。

あれ?さっきお金かけたくないと言ってたのに申し込んだの?

はい、その通り。予備校の勉強のほうが効率が良いし、本気で人生を変えたかったので申し込みました。

しかも、分割支払いが可能だったのです。

こうして、年末に予備校へ入学して来年から本格的に公務員を目指すことを決意しました。

予備校での勉強

予備校での勉強は基本的に自分で自由に進める形です。

授業が録画された動画を見ながら教科書を進めていきます。その章が終わったら過去問を解く。

そして、教科書の内容が全て終わったらひたすら過去問を解きました。

過去問解説の動画もあったのでつまずきませんでした。

また、授業が収録されたDVDもレンタルすることが出来て、自宅でも学習できます。

その他、定期的に集団討論の練習もありました。

集団討論はやり方を知らないと本番では摘みます。と言うか練習してないと絶対に本番では出来ません。

面接や集団討論の練習ができるのが予備校の良い所です。

働きながらの勉強

本当に働きながらの勉強は辛いです。

そもそも、浪人生や現役学生と勝負しなければならないので勉強時間の面では圧倒的に不利だと感じました。

出勤前に1時間か30分ほど勉強。

休憩時間に教科書を読む。

そして、勤務明けで寝てから夜、予備校へ勉強に行く。

これを繰り返していました。

勤務の日は勉強時間が2時間行くかどうか?

勤務明けでは3時間。休みの日は6~8時間ほど勉強していました。

休みの日にガッツリやるよりも毎日均等に勉強時間を確保出来たほうがいいです。

私の勉強パターンだ勉強時間が足りません。

一般的に公務員試験の勉強時間は1000時間は必要と言われています。

最後に計算したところ600時間しか勉強出来てなかったことに気が付きました。

受験結果

はい、気になる受験結果です。

最初に他県の消防を受験しました。消防は合格しました。

お、これはスタート良いぞと思いウキウキしていました。

ここからが地獄に突き落とされます。

その後受けた本命の市役所は一次試験で敗退。

その後も、役場、国立大学法人、学区事務などを受験しますが全て一次試験で敗退。

もう、受験すること自体が怖くなりました。また落ちると言った考えが頭から離れませんでした。

最後に県警の最終試験の結果を待つのみでした。

忘れもしません。12月の初め。

仕事の明けから夕方にかけて定例の会議がありました。試験の結果の発表日と被っていました。

仕事中にこっそり結果を見ました。

残念ながら私の番号はありませんでした。

更に会議ではノルマを達成できないことで吊るされました。

その日は本当に人生のどん底へ叩きつけられました。

公務員試験を受験して一年目は全く結果が出せませんでした。

ここまで試験関係で挫折したのは初めてでした。

最後に

私は2年目で合格しました。

試験を万全で受験するには環境を整える必要があります。

当時の自分はとにかく焦っていた。

だから、手当り次第に受験して疲弊していった気がします。

受験に落ちたときは焦らず一度整えたほうがいいです。

あとは、絶対に予備校へは通うべきです。

本当に公務員を目指すのであれば最短で効率の良い勉強をしましょう。

社会人が働きながら公務員試験の勉強をするには予備校に通うべき
社会人が働きながら公務員試験の勉強をするのは厳しい。理由は仕事との両立が難しく、時間が足りないからだ。社会人は勉強の効率が求められる。効率よく勉強をして、最短で合格するには予備校へ行くことをオススメします。

みなさんが絶望しない人生を送ることを願っています。

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