- 志望動機を作るのに苦戦している
- 何か良い例がないか?
- 志望動機を作るポイントを教えて欲しい
あなたはうまく志望動機を作れますか?
受験する理由を言葉にまとめる。簡単そうで難しい。
志望動機を作ることで苦戦する人は多くいます。
今回はそんな悩みを解決できるように作成のポイントと例文を書きます。
○自己紹介
某中核市で約五年ほど公務員として働いてきました。受験生時代には予備校に通いながら勉強していました。志望動機の添削を受けたりと動機作成についても勉強していました。
志望動機を作るのは難しい
自分の考えや思いを言葉にするには難しいです。
志望動機は受験する理由を簡潔にわかりやすくまとめなければなりません。
作成する上で避けなければならないワードもあります。
- 安定してるから
- 営利を目的にしていない
公務員を志望する人の多くが上記のワードを使ってしまいます。もちろん、本音がそれでも構いません。
しかし、動機作成の場合は違う理由を書いたほうが良いです。
知り合いの方で警察に合格した方は「安定しているから」と面接で話、面接官に笑われたけど合格しました。
このケースは意表をついた結果で本当に稀なケースでしょう。
では、どうやって作成していけばよいのでしょうか?
なぜ公務員なのか?
必ずと言っていいほど聞かれるのがなぜ民間企業ではなくて公務員なのか?
どうしてその地域の公務員になりたいのか?これがわかる志望動機を作ることが必要です。
公務員は市民の代表として業務に取り組んでいます。役所は市民からの信頼も高く、取り扱っている業務や情報も民間企業とは比べ物にならないくらい重要なものもあります。
更に街の制度を作ったり、公共施設の建設など与えられている権限も大きいです。
公務員を志望する動機として一番の思いは街、市民の役に立ちたいと言う思いではないでしょうか?
公務員の仕事は地域の人々が暮らしやすくするためのサービスを提供することが仕事です。
仕事において、人の役に立ちたい、市民の暮らしを支えたいと言った思いが重要になってきます。まずは公務員として人の役に立ちたいと言う思いを書き出しましょう。
更に、部署や業務について興味があることを付け加え動機を深堀りすることで公務員でなければその仕事ができないことをアピールしましょう。
市民の暮らしを豊かにしたい、人の役に立ちたい
↓
〇〇の取り組みに興味がある。
このような形で話を展開していきましょう。
希望しない業務に配属されたら?
上記で人の役に立ちたい思いを書き、次に興味のある専門分野や業務について説明しましょうと紹介しました。
この流れで公務員でなければならない理由を説明できます。
しかし、興味のある分野を話してしまうとそれ以外の業務・部署に配属されたらどうしますか?と言う質問が来ると思います。
興味のあるところしかやりたくないんじゃない?とツッコミが来るかもと言うことです。
公務員は年単位で移動が必ずあります。年度末に異動希望書を書きます。しかし、異動希望が必ず通るわけではありません。希望の仕事に就けるかは運まかせになります。
そのような状況でもやっていけますか?と言う質問です。安心してください。そんなツッコミ質問も大丈夫です。
「希望の業務に配属されなくてもやっていけます。専門外、希望業務以外でも一生懸命働きます。専門外だからと言って勉強を怠るのではなく、広く公務員としての仕事を学び、希望の業務に携わったときに活かせるチャンスがあると思います。」
実際に私はこのように話しました。
専門外・希望外でもしっかり仕事を頑張りますよと言うアピールをすればOKです。
作成のポイント
作成のポイントは4つあります。
- 市長や町長などのトップの政策を調べる
- 自治体の取り組みを調べる
- 自治体の問題を調べる
- 他人の志望動機を参考にする
市長の紹介文やホームページには取り組んでいることや問題点、課題が載っています。それが今、自治体で抱えている問題点です。
問題点に自分のやりたいことを絡ませて行きましょう。
また、人の役に立ちたいと言う思いだけでは動機として弱いです。採用担当者にこの人を採用したら役に立ってくれそうだと思わせなければなりません。
具体的に自分のこういった能力や経験が〇〇市の役に立つと言うことを示して行きましょう。知識や経験を伝えることで仕事へ取り組む姿勢と自分の能力をアピールしましょう。
更に、街や市長のスローガンがあれば引用できます。住みたい街○○等。スローガンに共感して、取り組んでいる政策でも自分がこれまでやってきたことや、やりたいことを活かせないか考えます。
自治体の問題点がわかれば、問題としている部分の具体的な数字がわかれば作りやすいです。数字を志望動機に含めるとより具体性がでます。
例えば人口減少の場合、10年前と比較した現在の数字を盛り込む。
その他、他人の志望動機を見せてもらうのも良いと思います。単純に参考にできます。
他人の志望動機を見るとその人が気が付かないおかしな点に気づきます。言い回しや作り方、くどい言い方や内容が伝わってこないなど欠点が見えます。その欠点を自分の志望動機で直せば良いです。
例文紹介
では、早速例文を紹介します。
- ストーカーや詐欺など犯罪が多様化しており、何が起こるかわからない世の中になってきています。私は警察官の存在はとても重要だと考えます。私は弱気を助け、正しいことをしている人間の力になりたいと思い警察官を志望しました。また、長年続けてきたボクシングで培われた精神と身体を活かすことができると思っています。地域住民に頼りにされる警察官を目指し頑張りたいと思います。
- 私は学生時代に〇〇市に住んだ経験があります。〇〇市の人たちは外から来た私に対してとても良くしてくれました。一度地元へ帰って仕事をしていましたがもう一度、○○市に住んでみたくなったのがきっかけです。市長の掲げるもう一度訪れたくなる街、〇〇にとても共感しました。公務員の立場から市民の全体の奉仕者として当時良くしてもらった恩返しをしたいと思い志望しました。
- 〇〇市で行っているスポーツ事業でのまちづくりに興味を持ちました。生涯にわたり、健康づくりを進め、スポーツに親しみ、みんなが生き生きと暮らせる街づくりというスローガンに共感しました。実際〇〇市ではボクシングやレスリングで全国入賞を果たすほどの強豪です。また、世界大会も開かれるようなスキー場もあります。全国、世界的に有名なスポーツがあるのが強みだと考えます。スポーツ留学やスポーツでの進学で若い人口を増やすことも可能だと思います。また、私は〇〇の資格も持っているのでスポーツと同様に食事面の健康アドバイスもできます。スポーツによる街づくりに貢献して地元へ恩返しがしたいと思い志望しました。
まとめ
志望動機作成ではホームページや自治体のトップについて調べるのが重要。
特に問題点や取り組み、スローガンを見つけて深堀りしていこう。
また、例文を参考に自分なりにアレンジすることも大切。
誰でも使うような言葉は避けて、オリジナリティを出そう。