
- 公務員になればたくさん稼げる
- 貯金もたくさんできそう
- どれくらい貯金できるのか気になる
公務員になればお金をたくさん稼げて、貯金も一杯できる。将来に備えることができる。
わかります。私もそう思っている時期がありました。
結論からいいます。
場合によっては貯金は厳しい。

嘘だっっっっっ
公務員は貯金がしやすいと錯覚している。その幻想をぶち壊します。
本記事では若手公務員が貯金が出来ない理由と究極の解決方法を紹介します。
○自己紹介
- 某中核市で約5年ほど公務員として勤務
- 実際に貯金が出来なかった経験あり
- 同期職員の貯金事情も知っています
目次
若いうちは所得が低い
20代前半の職員は本当に手取りが低いです。多分、手取り15万とかになります。
低いとは言ってもごく普通の手取り額だとは思いますが…。
公務員だから20万以上は当たり前と思っていた方は低いと感じるでしょう。
大きく稼ぎたいとかお金をメインに考えていた人にとっては厳しい。公務員が給与面で旨味が出てくるのは勤続年数が増えてからです。
若手のうちは役職手当もありません。年数を重ねてこその公務員の強みが出てきます。
残業も部署によっては全然違います。全く無いところとほぼ毎日22時まで残業のところもあります。

ちなみに私の保育園業界は残業が月10時間位でした。そこまで多くないですね。
基本給が少ない分、残業で稼がなければなりません。金曜だから飲みに行くとか、プライベートも削って残業する。きついですよね?
参考までに公務員の新卒からの基本給の上がり方について簡単に紹介しています。

貯金が出来ない理由
手取り15万くらいでも貯金している人もいます。
でも、私も実際貯金出来なかった。なぜ貯金が出来なかったのか公務員時代を振り返ってその理由を紹介します。
- 生活費
- 交際費
- 職場での出費
順番に解説していきます。
生活費
最大の出費でしょう。
外食をひかえたり、どんなに努力をしていてもいきなり出費が出てしまうこともあります。
病院に行ったり、物が壊れたりとか予想外のトラブルが出てきます。
私の経験上、どんなに頑張って出費を抑えていても給料日前に何らかのトラブルが起きました。例えば通勤で使っている自転車がいきなり壊れたとか。自転車の修理に1万近くかかることなんてザラでした。
あとは、ひとり暮らしをしている人は毎月の固定費もあります。私は一年目のときからひとり暮らしをしていました。固定費や車の維持費を支払ったあとに残るのは3万くらい。
とてもじゃないけど貯金できる余裕はありませんでした。手取り20万くらい行ったのは4年目のときでした。それまではかなりカツカツの状況を生き抜いていた。
どんなに計画的に節約して出費を減らそうとしても必ずどこかで計画が狂います。
交際費
公務員は結構、飲み会とか集まり多いです。

職場の飲み会の他に同期との飲み会なんかも開催されます。そして、一回の飲み会に1万くらいは飛んでいきます。

公務員はほんとに飲み会大好きです。毎週のように飲みに行っている人もいる。
仕事関係以外にも友達とかの集まりもあります。どうしても誘われると断れない。
仕事でストレスを抱えている分、何かで発散したくなる。ストレスが多い分発散に使う出費もでかくなると感じました。
同期の若い子は残業しまくって手取り20以上は貰っていた。しかし、ストレス発散で飲んだり服買ったりで全く貯金できないと言っていた。あとはひとり暮らしをしていたと言う理由もあります。
職場での出費
職場での謎の出費があります。これは公務員特有の出費でしょう。
各部署でレクリエーション費用を毎月積み立てするところが多いです。職場で旅行に行ったりと謎のイベントがある所もあります。
私のいた保育園業界は毎月保育や食事に関することが書かれている本を定期購読しなければならなかった。それも1万円以上はします。
あとはほぼ強制の研修で2万円くらい参加費で飛んでいった。なんとか委員会や〇〇会とか言う組織への会費とかありました。
定期購読はみんながやっているからと言うほぼ強制。謎の委員会とかも配属先関係なく参加しなければならないのはあります。
自分だけ参加したくないってのは言いにくい…まじで謎の出費は覚悟したほうが良い。

忘年会送別会等の積立とお昼の給食費の支払いで毎月1万近く徴収されていました。
ボーナスを貯金できれば
ボーナスを貯金に回せればある程度金額は増やせます。
一年目の夏は10万行かないくらい。でも、冬は満額もらえます。一年目の満額でも30万くらいはもらえます。
毎月の貯金が厳しくてもボーナスでなんとか貯金することができます。ボーナスまでの期間は貯金を削らないように努力しなければなりませんが…

私もボーナスのときにまとめて貯金するパターンだった。駐車場代金などボーナスで支払うお金を引いても20万円位は残った。
そのうちの15万は貯金するようにしていました。
公務員はボーナスが約束されているから強い。ボーナスをあてにできるし、確実に貯金はできます。

毎月貯金するには

ボーナスだけの貯金とか貯まらないだろ?毎月定期的に貯金してこそだろ?
毎月ちゃんと貯金できた方が良いですよね?どうしてもボーナスだけだと貯まらないし、不安。
究極は働いてすぐにはひとり暮らしをしないことです。数年間は実家暮らしをしたほうが良い。
どんなに交際費があろうとも確実に貯金できます。若手の同期の多くは4年目くらいまでは実家暮らしをしていました。
働いてすぐにひとり暮らしをしたやつは結構金無かったですね。
社会人になったから独り立ちしなければとか言う考えは捨てましょう。いきなりひとり暮らしは本当につらいです。

私は他県の自治体で働いていたので一年目のときからひとり暮らしでした。
いや、ほんとに厳しいです。ボーナスのときくらいしかまともに貯金できなかった。
実家に住める人は焦らず給与に余裕が出るまで実家暮らしをオススメします。
やはり公務員は強い
公務員は若手のうちは貯金が厳しいとか給与が少ないとか言いましたが… とはいえ公務員は強いです。
毎月必ず給与が支払われる。昇給やボーナスも確定している。
すぐに一攫千金を狙える職業ではありません。ですが長い目で見れば必ず旨味が出てくる。安定しているので貯金もできるようになります。
公務員を目指している人は絶対挑戦するべきです。若手のうちはきついかも知れない。でも年数を重ねていけば状況は良くなっていきます。

※公務員の良さをまとめました。参考にしてみてください。
まとめ
公務員は若手のうちは給与が低い。そして、貯金をするのが厳しい。
- 生活費
- 交際費
- 職場での出費
どんなに計画的に出費を抑えていても上記3つの突然の出費によって金がなくなる。
貯金を定期的にするには4年目くらいまでは実家で暮らすことをオススメする。
公務員は年数を重ねると確実に給与面で旨味が出てくる。若手のうちは我慢が必要。